お料理教室を始めた時、「お家で楽しくご飯を食べよう！」というコンセプトのもと、ウェブサイトに「Party at home!」という言葉を用いました。そう言葉にしたのは初めてだったけれど、それまでもずっとその気持ちで毎日を過ごしていたように思います。普段の食卓をさらにおいしく楽しくするために、季節を思うとか、お皿１枚にこだわってみるとか、お花を一輪挿してみるとか、彩りにこだわってみるとか、そのようなことをしては今も昔もワクワクしています。テーブルに乗っているのは普通の家庭の普通の食事。だけどさりげなく五感を使った食卓は食事タイムを華やかにし、作り手の私自身をも幸せにしてくれます。
私は友人を招いてのおもてなしにも特別な料理は作らず、普段作っているメニューから家族に好評なものをお客様に合わせて選び、おもてなしをします。普段作っているものですからメニューは簡単でシンプルなものがほとんどです。そこに少しだけエッセンスを取り入れます。かと言って色々やってしまうと疲れてしまうので、自分も楽しめるようなものをちょっとだけ。肩肘張らずに自分の好きなものをちょっとだけ。それぐらいがちょうどいいような気がしてます。

Party at homeは、お家ごはん、おもてなしごはんにかかわらず、いつもテーブルの上で繰り広げられている楽しい空間という意味が込められてます。やっぱりお家でおいしくて、楽しいのが一番ですよね！